246を歩いたら思いついた

デジタルマーケティングとか好きです

大切なことはリスティングが教えてくれるかもな。

代理店のリスティングプランナーって、すごく大変なのかもって今さら思う。

うちの会社に限るところもあるけど・・・

 

・プランニングであり、アカウントのマネージャーでもある

キーワードや広告文を作る工程はプランニングだけど、アカウントを作る工程は、マネジメントに似てる。

どのキーワードにするか?どんな広告とリンク先にするか?

そして誰(ターゲティング)に見せるか?

ここらへんは、プランナーとしての素養が必要。

コンテキスト(いつ、どこで、なにで、誰に、どんな方法で)を踏まえたユーザーとのコミュニケーション設計が立案できるか、にかかってくる。

どうグルーピングするか?どうキャンペーン構成を立てるか?

予算配分はどうするか?

ここらへんは、マネジメントスキルになるんじゃないかな。

プランナーが設計したユニットを、全体にどう配置していくか。リスク管理(除外、マッチタイプ、予算)しつつ、パフォーマンスやターゲット、目的に応じたグルーピングを行う。

現在では、マーケティング施策全体の中でリスティングをどう使うか、という思考も求められているので、他施策との兼ね合いやパーチェスファネルでの位置づけも視野に入れた設計と管理が必要。

 

・セールスであり、ディレクター

代理店なので、顧客のビジネスモデルを理解し、パフォーマンスを上げることが大切。特にリスティングで求められるのはダイレクトレスポンス。さらに施策の幅や方向性は、顧客の制約条件に依存する。

どこまで掘り下げるか?いつまでにやるべきか?

これらを踏まえ、社内の各所(クリエイティブユニット、オペレーションユニット)への指示を出す。各パートの進捗を管理し、顧客との調整を行う。

こうしたディレクター的立ち回りも求められる。

そして、フィー制である以上、予算を獲得することが自社への売上貢献につながる。

顧客に対する提案によって、予算を獲得することも重要。

達成状況がよければ、増額の提案をする。悪ければ、代替案を提案する。新しいプロダクトが登場すれば、スピーディに価値を提案する。

こうしたセールス活動も、とても重要な要素になってくる。

 

個人的に、一芸に秀でた人は多いけど、バランスよく全てを意識できてる人ってすごく少ないと思う。

セールスが得意な人間は、顧客とのコミュニケーションでうまいこと立ち回ってしまう。実際、アカウントはぐちゃぐちゃ。

プランニングが得意な職人タイプは、顧客にうまく伝えきれていないケースが多い。「まだやりきれてないんじゃない?」と勘繰られ、正当な評価を得られない。

ディレクションが苦手な人間は、社内リソースや媒体、ベンダーからのサポートを十分に得られず、手持ちのコマが少ない。当然、広告のパフォーマンスも凡庸なものになる。

アカウントマネジメントは、けっこう重要。せっかくいい施策でも、予算配分やリスクマネジメントが悪く、パフォーマンスが最大化できないケースは多い。

 

いいプレイヤーがいいマネージャーになるとは限らない。

だけど、プレイヤーのときにこういった視座をもって取り組めれば、リスティングで一流のプランナー(コンサルタントともゆうか)は、優秀なビジネスマンになりうるんじゃないかなー。

 

ダイレクトマーケティングの進化について

様々な通販サイトやBtoCサイトにおいて、

CPAやROIを重視する運用はセオリーなので、

とかく数値のオプティマイズが最優先されがち。

 

デジタルでは”数値が可視化される”のは同感ですが、

ユーザーの行動だということを忘れがちです。

 

どんなキーワードで検索されたのか?

どんな広告に反応したのか?

どんな経路をたどって購入されているのか?

なにが態度変容をもたらしているのか?

 

運用とはオペレーションであり、数値変化に対して

ルールベースで対応できればいい。

ただし上記の指標は数値だけでは把握しにくく、変化に

現れてくる現象です。

そして、将来の数値を気づかないうちに形成してしまう

データでもあります。

 

競合が増えれば、比較される。それはつまり、商品名を

検索するユーザーの意図が変化することを指し、求めている

情報の変化を表します。

結果、CTRやCVRに変化が起きる。または、その後の顧客ステージに

変化が起きる。

 

事業者が思っている以上に、コンシューマーはサービスを理解していません。

もっともっと、どんなサービスなのかを発信する必要があります。

 

そんな中、より”言いたいこと”を伝えやすい動画というフォーマットが

普及しつつある現状は、歓迎すべき流れでしょう。

少なくとも、オペレーションではなくマーケティングをやってきた方々に

とっては。

事業規模の大小に関わらず、全体性を直観する能力が求められているのだと

思います。

 

ということで、動画は「デジタルマーケティング」に有効なフォーマットだなー

と実感した1週間でした。