【音楽】【ライブ】10年越しで会えたTG
スケーターのカリスマ、Tommy Guerreroのツアーに初参戦!
141024_Tommy Guerrero - UNIT
高校生のとき、ファーストアルバムの「Loose grooves & Bastard Blues」に出会って以来、10年越しで本人と会えた。
メインは新しく発表されたアルバム中心だったけど、Tommyの映像と音楽が、もう「心象風景」とリンクしまくりで、すごくよかった。
アンコール後は、(たぶん)即興の曲のあとに「So Blue It's Black」など昔の曲をプレイしてくれて、はじめてのライブだったけどサイコーでした。
Tommy Guerreroは超有名なスケーターというバックボーンがクローズアップされるけど、音楽の才能もハンパないと思う。
そもそも、ファーストは打ち込みを駆使したDIYアルバムだ。リズム隊はけっこう単調で、そこにスケール奏法を多用したギターが乗る感じ。手グセや曲の構成は、ブルースを基調としてパンクっぽい感じ。だけどアルバム全体の空気感は、あまり抜け感のない、ちょっと鬱な感じ。高校生のときはバンドサウンドに傾倒していたから、正直あんまりよさがわかんなかった(猛爆)。
その後大学生になり、西海岸へ1か月の旅行へ行ったことで、ようやくアルバムのすごさ
が理解できた。
Tommyが作っていた音楽は、まさに西海岸のストリートをそのまま切り取った音なんだってこと。目を閉じてその音に耳を傾けると、自分が知っているアメリカの空気やにおいなんかが漂ってくる感じがして、あるときはリラックスを、あるときはアドレナリンを全開にしてくれる。
最近はファッションアイコンとして雑誌に掲載されることも増えているけど、本人は「dickiesのパンツなんてダサくて履かない」とか、ティーンのころのスケータースピリットをずっと持ち続けてるみたい。カッコイイ
ところでマーケター視点でいうと、会場にいたオーディエンスは40代前後がけっこう多かったと思う。世代でいえば、10代のときにTommyがスケーターだった世代かな?もしくは、近所のおしゃれなお兄さんにスケボーを教えてもらってた世代。さすがに服装はスーツ姿も多かったけど、数人のグループですごい踊ってたw
同世代くらいの女性も多かった。この人たちは、音楽好きの文脈でTommyに触れたのかな?あとは、20代のスケーター(ファッション)。
会場の外には、子連れの人も何人か。ステージの後ろで見てたのかな?
割合や構成でいえば、”今の人”ではなく、レジェンドなんだなあ。
一番好きな曲は、ファーストに収録されてる「in my head」
YouTubeでライブ音源もあるし、ぜひ。
【SEM】【Google】ディスプレイネットワークでデバイスをまたいだ推定コンバージョンが測定可能に
Inside AdWords-Japan: ディスプレイ ネットワークで「デバイスをまたいだ推定コンバージョン」の測定が可能に
今日付けでこんなリリースがありました。
個人的にデバイスをまたいだCV推定(≒cookieでは計測しきれない、ブラウザまたぎやデバイスまたぎの間接効果)というのは、Googleがタダで提供してくれているマーケティング指標としてぜひとも活用すべきだと思う。
とかくリスティングは、CPCなどコスト面で判断されがちだが、Google Adwordsは検索に関わるさまざまなマーケットデータを提供してくれる、プラットフォームでもある。
まだまだ自社メディア戦略の中で、スマホにおけるオウンドメディア戦略はまだまだ確立されてない感があるけど、こうしたデータを使うことで、「そもそも意思決定の主体であるユーザーは、自社サービスをどう活用しているのか?」ということは、ちゃんとリサーチしたほうがいい。
そもそも、成熟した消費社会においては、メディア戦略の前にユーザーの行動分析ありきだし。
こうゆうの、提案する代理店の方々は「新しい指標です!(以上)」ではなく、マーケティングデータとしてうまくプレゼンしていってほしいなー。
(覚書き)大企業病
体調悪すぎる。
季節の変わり目への準備なのか、仕事起因なのか…
整理できてないけど、イノベーションを起こしたい、けど起きにくい、て社内の話を聞いて(大企業だから)思ったこと
承認ライン&ポイントが多すぎる
そもそも時間軸で積み上げてきた組織なので、これまでの資産の延長線上が基本戦略なのは、あまり反論なし。
だがしかし、承認の回数が増えるほど、予定調和のちょっと先にしか着地しない。
承認ラインが多いと…
担当者は同じ起案を、異なるレイヤーへプレゼンする必要がある。
レイヤーが離れるほどコンテキストを低く設定する(ツーカーをなくす)必要があるので、相当なクリエイティビティがないとディテールはチープ化してく。
承認ポイントが多いと…
よくも悪くもさまざまな視点から検証されつくすので、結果的にまるーい提案になる
多くの企業は、こうして「ちょっとよいカイゼン」を繰り返してる
変えるためのアイディア
意思決定までのプロセスを変える、だと、投資用に子会社つくる、とか、これまでの大企業と変わらない。
ぼくは、哲学とクリエイティブだと思う。
哲学とは、プロフェッショナルが突き詰めた思想だ。アメリカが先進なのではなく、プロフェッショナルがアメリカに多いだけ。手元の問題解決には、みんな等しく悩んでいる。
日々触れるあらゆる事象を考察し、自分の業務に結びつけることで、アイディアは磨かれていく。
それは哲学に昇華できる。
クリエイティブとは、コミュニケーションだ。
異なる文脈の相手に自分の意見を理解し、合意してもらうというのは、まさにグローバルで必須のスキル。
そのためにどう表現するか、を突き詰めるプロセスは、クリエイターの素養が求められる。
うん、会社に限らないなw
職種や立場によらない、仕事人としての姿勢が、きっとイノベーションを推進するカギなんだ。
あたりまえの考えに至ったので、頭のなかも大企業病かもしれん。。
CPO起案
CPOとゆう職種がある。
Chief Philosophy officerという。
資本主義経済が地球規模での均質化を経験し、あらゆるビジネスで本質や歴史的な文脈で、自社のサービスを語れる人材が求められるようになった。
それはCEOではなかった。
彼らは、経営の文脈でサービスを捉えていた。
それはCMOではなかった。
彼らは、データからサービスを捉えていた。
CPOは、歴史的な文脈から、サービスの必然性を捉えていた。
未来への投影の中に、サービスの可能性を描いていた。
そのビジョンは顧客を捉え、ファンにした。
そのビジョンはエンジニアを捉え、道しるべを与えた。
そのビジョンは営業を後押しし、来るべき未来の文脈でサービスの必然性を示した。
そのビジョンは、これまでの世界を再定義した。
経営者、エンジニア、営業、研究者…
CPOに選ばれたものは、みな異なるバックボーンをもつ。
ただし彼らは一様に、マーケティングを経験していた。
とゆう夢を見たんだ。
おやすみなさい
現場のマーケティング試論
思想とか、研究とか、組織とか。
時間軸で発展・体系化・巨大化していくと、どうしても個別最適化がかかってしまう。
個別最適の弊害は、領域横断的なイノベーションが、起こしにくくなること。
各領域の複雑化が、人材の流動性を阻害する主因だとおもう。
大げさにいえば、この状況を打破するのがマーケティングじゃないかなー。
データをもとに、これまでの歴史、現在の構成要素を分析・整理することで、これからの道筋を示す。
さらにいえば、たぶんデータの使い方で、現状の改善か、新しい価値の提案になるんだと思う。
現場ってどうしても、構造化された目的の中で価値を発揮することが期待されてるから、なかなかイノベーションが起こしにくい。
てゆうか、既存の枠組みをうまく推進することでしか、評価されないし。
でも、もう少し大きな視点がもてたら。となりのセクションと協業できたら。中長期視点でより価値を出せるかも!?
そういった考え方をするために、マーケティングはあるのかとおもう。
最近はデータをどう使うか?のサイエンス観点で語られることが多いマーケティングだけど、思想的観点からは現場のひとりひとりがもつべきマインドの話だと思う。
手元の見直しと、新しい価値の提案。
マーケティングは、振り幅の大きいマインドセットですよね。
とっちらかった。
振り返り 来年はアドテックに行かないために
DMP、コンテンツマーケティング、プログラマティックバイイング、ソーシャル、ネイティブアド、キュレーション、えとせとら。。
まさに情報洪水状態で、多少なりとも業界に関わってる人たちがあふれかえる中。
各ブースでは、
こっちみてー、こっちにきてー!
と声を大にして自社サービスの売り込み。
正直、辟易してしまいました。
アウトバウンディでレガシーなセールススタイル。
あれ?
コンテンツマーケティングやネイティブアドって、インバウンディなセールスなんじゃないんだっけ!?
提供するサービスではうたいつつも、
業界自体がレガシーなスタイルを抜け出せない。
つまり、「アドテック」には、環境変化に基づいたマーケティングやセールスのカタチがないってことか。
いや、身をもって、アウトバウンドスタイルのマーケティングやセールスはやめようと教えてくれたのか!?
どちらにしろ、去年もうっすら感じてたことを改めて学ばせていただきました。
ただ、各ブースのセミナーはおもしろかったな。
タイムテーブルにあわせて、テーマが明示されてるし。
BtoBにおいて、セミナーは重要だなあ。
個人的に思うところが多いアドテックでした。
新しいマーケティングの潮流を本気で考えたいから、来年は行かないと思います。